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4月から適用される白い詰め物

 保険治療は行うことのできる治療内容が2年に一度改定されるのですが、それが2022年4月に改定される予定となっています。この記事を記載している時点では来月の予定です。

 いつもその内容が直前すぎるくらい直前に発表されるので、対応する医療機関としてはなかなか大変な時期ではあります。


 一番の大きなトピックとしては、むし歯治療の際に装着される詰め物で、保険で製作可能な白い詰め物の材料が1種類追加されたことです。

 CAD/CAMインレーと呼ばれており、デジタル式に機械で削り出されたセラミックとプラスチックのハイブリッドでできた詰め物になっています。

 その材料自体は被せ物で保険の治療で8年近く使用されており、ある程度の実績は積み重ねられています。


 今までも白い詰め物を作ることはできたのですが、強度があまり強くないものであったため、強い力がかかる場合は金属を使用しなければなりませんでした。

 CAD/CAMインレーも金属ほどの強度はないのですが、従来のものよりは強度があり、保険外のセラミックと比べても大きく差が無いと考えて良いくらいの強さはありそうです。そのため今までよりも白い材料で修復できる症例が増えたことになります。

 ただ保険適応になる条件などもあるようで、前から6番目や7番目の奥歯は適応に制限があるようです。


 興味がある方はお聞きいただければ幸いですが、4月上旬だと材料が入手できない可能性があり、すぐにはその治療が行えない状況も考えられます。そのあたりはここでお知らせできればと考えております。


    

          大利根小板橋歯科医院 歯科医師 小板橋敦

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